尾形 真実哉(Masiya Ogata)
甲南大学 経営学部 教授。中途採用者の組織適応プロセスに関する質的研究を専門とする組織研究者。
概要
中途入社者が新しい組織に適応するための課題を質的分析で研究。特に「組織社会化」のプロセスにおける中途採用者特有の困難さを明らかにしている。
参考論文: 中途採用者の組織適応課題に関する質的分析(PDF)(甲南大学リポジトリ, pp.71–90)
主な研究・知見
中途入社者の組織適応 6 課題
- スキルや知識の習得 — 新しい職場固有の技術・ツール・プロセスの習得
- 暗黙のルールの理解 — 明文化されていない慣習・文化の把握
- アンラーニング — 前職のやり方・思い込みを意識的に手放す
- 中途意識の排除 — 「前職はこうだった」という比較意識から脱する
- 信頼関係の構築 — 既存メンバーとの相互信頼の形成(相手の能動的関与が必要)
- 人的ネットワークの構築 — 組織内の人脈形成(相手の能動的関与が必要)
うち 5・6 は新メンバー単独では解決できず、受け入れ側チームの意識的な働きかけが不可欠であるとする。
メンター制度の重要性
新入社員にはメンター制度などがありますが、中途入社者にも必要です。わからないことがあった時にすぐに聞ける存在は非常に重要です。この役目をつけてあげることが適応を促します。