AIの質問を『選択肢+推奨度+理由』にしたら、意思決定の質と速度が圧倒的にあがった

著者: 松岡(little_hand_s)(株式会社ログラス)
掲載: Zenn / ログラス テックブログ
URL: https://zenn.dev/loglass/articles/e250a06fca1f4a
公開日: 2025-11-12


3行まとめ

  • AIに質問させる際に選択肢を提示させると、回答が楽で早くなる
  • さらに推奨度と理由を出力させると、根拠をもとにAIと議論でき、納得感が高まる
  • 結果、意思決定が速くなり、質も上がる

コアコンセプト: 推奨度付き選択肢

推奨度付き選択肢(AIプロンプト設計)

「選択肢 + 推奨度 + 理由」をセットで提示させる手法。AIへの質問を自由回答ではなく構造化された形式に変えることで、意思決定プロセスを加速する。

例: バリデーション配置の選択

#選択肢推奨度
1両方で実装★★★
2バックエンドのみ★★☆
3フロントエンドのみ★☆☆
4バックエンド主体+フロント軽量★★☆

各選択肢に理由とトレードオフが付属するため、ゼロから検討せず叩き台から始められる


3つのメリット

1. 意思決定の速度向上

良い意思決定の3ステップ(選択肢洗い出し→評価→比較)が一気に叩き台として出力される。

2. 意思決定の質向上

  • ロジカルな判断(感覚でなく根拠ベース)
  • 自分が思いつかなかった選択肢の発見
  • 理由を軸にしたAIとの対等な議論

3. 学びの獲得

選択肢の背景・考え方が付属するため、判断基準の知識も蓄積できる。


進化の3段階

  1. AIに質問させる(暴走防止)
  2. 選択肢で答えやすく(自然言語不要)
  3. 推奨度と理由を追加(速度と質UP) ← 今ここ

活用場面

  • 開発: 仕様検討・ライブラリ選定・テスト方針
  • 文章作成: 記事のメインメッセージ決定(この記事自体もこの手法で構成決定)
  • 思考整理: あらゆる比較・選択の場面

プロンプト設計

基本テンプレート

不明な点があったら積極的に質問して。
その際は選択肢を出して、それぞれ推奨度とその理由を一緒に提示して。

推奨度フォーマット例

  • ⭐の5段階評価
  • ★○△
  • ★★★☆☆

各ツールへの永続化設定

ChatGPT (Custom Instructions):

選択肢を提示する時は、以下のように推奨度と理由を記載する。
1. 選択肢A(推奨度:⭐の5段階評価)
   - 理由:

Claude Code (CLAUDE.md):

選択肢にはそれぞれ、推奨度と理由を提示する

Claude Code の AskUserQuestion との組み合わせ

Claude CodeAskUserQuestion 機能(カーソル選択式回答UI)と組み合わせると更に便利。推奨度・理由を併記するよう指示することで相乗効果が得られる。ただし選択肢数が4個程度に限定されるため、多い場合は「AskUserQuestionを使わずに表示して」と指示する。


著者について

松岡(@little_hand_s — 株式会社ログラス所属。アジャイル・DDD・AI駆動開発の情報発信者。ドメイン駆動設計(DDD)の書籍(基礎編・実践編)を出版。


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