【徹底解説】パワポを見やすくする「枠線」デザイン9選|パワポ研

パワポ研 による、上場企業のIR資料から選んだパワーポイント「枠線」デザイン9事例の解説記事(note, 2026-05-19)。

概要

パワポの枠線は使いすぎるとゴテゴテしたデザインになるが、強調したい部分やズームアップしたい部分にあえて枠線を使うのは有効。本記事は「グラフの強調」「表や図の強調」「テキストボックス」の3カテゴリで参考事例を紹介する。

1. グラフに枠線を使うデザイン(3選)

1-1. 棒グラフの最終年度を強調(アールプランナー)

  • 2027年1月期(計画値)の棒グラフのみを反対色(赤色)の枠線で囲む
  • ベースカラーが緑→反対色の赤で枠線がより目立つ
  • 赤色の吹き出し「過去最高」・数値のフォント拡大との相乗効果

ポイント:枠線の色はグラフのベースカラーの反対色を使うと視認性が高まる

1-2. 実績と計画を分ける点線(TWOSTONE&Sons)

  • 計画値の棒グラフの枠線を点線にする
  • 創業期の点線と計画の点線を統一してデザイン的一貫性を持たせる
  • 赤色の上向き矢印・M&A実績の表示で達成可能性も補強

ポイント:計画値の棒グラフを点線にするのはスタンダードな手法。誠実さを示しつつ実現性も見せる

1-3. 円グラフで複数カテゴリをまたぐ枠線(ローランド)

  • 「楽器演奏離脱層」「楽器演奏関心層」の2カテゴリをまたぐ枠線
  • 円グラフのカテゴリをオレンジ系グラデーションに統一し、枠線色も顕在顧客のオレンジと合わせる

ポイント:円グラフは多色になりがちなので、枠線の色もグラフの配色と統一することが重要

2. 表や図に枠線を使うデザイン(3選)

2-1. 表の一部を太い枠線で強調(クラシル)

  • 表全体の枠線をできる限り減らし、強調したい列だけ太い枠線で囲む
  • 強調したい列ラベルをオレンジ色にして、枠線も同じオレンジ色に統一

ポイント:表の枠線は最小化し、ピンポイントで強調するのがセオリー

2-2. 事業系統図の説明部分をハイライト(ヒット)

  • スライドメッセージに関連する部分を枠線でハイライトし、番号を付けてメッセージと対応させる
  • 枠線とテキストボックスを直接線でつなぐケースもある

ポイント:図の説明したい部分を枠線で囲むことで、メッセージとビジュアルの対応が明確になる

2-3. カテゴリ別に枠線の色・線種を使い分け(花王)

  • 製品ポートフォリオ図で現在カテゴリ→実線、将来カテゴリ→点線
  • 安定領域→緑色、成長ドライバー→青色、事業変革領域→赤色
  • 枠線の色・線種を多元的に使うことで複数の情報軸を1枚に収める

ポイント:線種(実線/点線)と色の組み合わせで2次元の情報を表現できる

3. おしゃれな枠線デザイン(3選)

3-1. テキストボックスの枠線を一部消してスタイリッシュに(マテリアルグループ)

  • 右・下の枠線を消し、左・上の枠線だけを赤色で残す
  • テキストボックスが多いスライドで枠線を減らすことですっきりとしたデザイン

ポイント:テキストボックスが多いスライドは枠線を減らすほどスタイリッシュになる

3-2. 枠線を一部消して6分割レイアウト(ソフテックス)

  • 上・右の枠線を消し、左・下の枠線だけで6分割区画を形成
  • 上の枠線をカテゴリタイトルで代替、右の枠線を隣のボックスの左枠線で代替

ポイント:枠線を意図的に省略・共有することで視覚的なノイズを減らせる

3-3. 枠線を2色クロスにしておしゃれに(ブリジストン)

  • 攻めテーマ→赤色の枠線、守りテーマ→灰色の枠線
  • 2025年(守りの年)と2026年(攻めの年)でクロス構造を実現
  • 背景にも対応するシェードを入れて文字が多くても見やすい

ポイント:年度の方向性(攻め/守り)と枠線色を対応させることでストーリーをビジュアル化

作り方

枠線の作成方法(推奨手順)

  1. 塗りつぶしなしの図形を作成し、枠線に色・太さを設定
  2. ハイライトしたい部分に重ねる
  3. 複雑な形状は「図形の結合」機能で作成

グラフ・テーブルのデフォルト機能でも作れるが、図形を上に重ねる方法が自由度が高くおすすめ

枠線の一部を消す方法

  • 背景と同色の線をかぶせて見た目上消す方法
  • 2本の直線だけで枠線を作る方法(テキストボックス不使用)

どちらの場合も、作成した図形をグループ化してコピー運用するのが実践的。

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