【パワポ研直伝】見やすいスライドを作成するためのテクニック
パワポ研(株式会社レックスアドバイザーズ運営)による、PowerPoint で美しい表・グラフを作るための実践テクニック集。note 記事(2025-09-17公開)。
概要
表作成とグラフ作成に関するテクニックを計7点に整理。即実践できるものから上級者向けまで段階別に構成。「神は細部に宿る」という姿勢で、細かい設定の積み重ねが美しいスライドをつくるという考え方が基盤。
見やすい表を作るコツ(3テクニック)
1. 数字は右揃えして中央に寄せる
- 右揃えだけでは不十分 → 図形の書式設定 → 文字のオプション → テキストボックスの右余白を調整して中央に配置
- 効果:4ケタと1ケタが混在する表でも縦比較しやすくなる
2. テーブルレイアウトタブでセルサイズを統一
- 「テーブルレイアウト」タブで複数列を選択 → セル横幅数値を1ノッチずつ調整
- 効果:年度列など同サイズにしたい列を均等化しつつ、テーブル全体サイズとのバランスも取れる
3. 枠線・仕切り線の太さ・種類・色にこだわる
3つの変更パターン:
- 横仕切り線の一部を「灰色の破線」に変更(最上線のみ維持)
- 縦仕切り線の一部を「灰色の破線」に変更(左右端は維持)
- 外枠を 0.5pt 太くする
操作:「テーブルデザイン」→「罫線の作成」→「罫線」
Tip
時間がないときはExcelで表を作り「写真として貼り付け」するだけでも十分きれいに仕上がる
図形で美しい表を作る(上級テクニック・3ステップ)
既存のテーブル機能ではなく図形(四角) を均等配置して表を構築する手法。コンサルファーム・官公庁資料のような洗練された表を再現できる。
ステップ1: セルを図形で表現する
- 四角を横に並べてグループ化 → 1行分を作成
- 「配置」機能(Alt+JD+AA)で「上揃え」「左右に整列」
- 図形サイズ調整:
Alt+JD+H(高さ)・Alt+JD+W(横幅)
ステップ2: 仕切り線を入れ、箱の枠線を消す
- 直線を箱の緑の中央点を使って水平に引く(曲がる場合は箱の上下がずれているサイン)
- 仕切り線を「配置」→「上下に整列」で複数行に配置
- 箱の枠線を消去:
Alt+JD+SO
ステップ3: 図形効果で見せる
図形を使う最大のメリットは「図形の効果」が使えること:
- 影を付けて立体感を出す
- 強調したいセルだけを色付き枠で囲む
これはテーブル機能では実現困難。
グラフ作成のポイント(3テクニック)
1. 強調したいとき以外は枠線を消す
- 美しいグラフの基本:線はできるだけない方がよい
- 逆に強調する場合は枠線が有効(見込み案件を破線で囲むなど)
2. 同系色を基本に、強調時のみ差し色を入れる
- 落ち着いた色でそろえるとスライド全体が引き締まる
- 棒グラフ・円グラフ・ウォーターフォールチャートいずれにも有効
- 差し色にコーポレートカラーを使うとプレゼン全体の統一感が高まる
- 引用例:東レ(同系色の洗練されたチャート)・Macbee Planet(コーポレートカラー活用)
3. 繰り返し情報を削る
- 同形式グラフを複数並べる場合は 凡例は上か下にまとめる
- 書かなくてもわかる情報は省く(時系列の途中年数、分布グラフの各棒の説明など)
キーフレーズ
「神は細部に宿る。一つ一つの積み重ねが美しいパワポを作る」
関連
- パワポ研 — 著者エンティティ
- レックスアドバイザーズ — 運営会社(経営企画・IR・経理財務特化の転職エージェント)
- スライドデザイン原則 — この記事から抽出した概念ページ
- AIコード生成によるプレゼン自動化 — PPTX をコードで自動生成するアプローチ(本記事は手作業デザイン技術)
- python-pptx(PythonでPPTX生成) — Pythonで表・グラフを含むPPTXを生成するライブラリ