AI主権(AI Sovereignty)
「AIを動かし続けられる力を持つこと」。「ソブリンAI(国産AIを持つこと)」と似て非なる概念として、塩崎彰久がAIホワイトペーパー2.0の第一の柱として提唱。
定義
| 用語 | 定義 |
|---|---|
| ソブリンAI | 国産のAIを持つこと(全面自前主義) |
| AI主権 | AIを止められないようにすること・動かし続けられる力を持つこと |
AI主権の核心(AI科学者の発言より):
- 複数のAIモデルへのアクセス保証
- 国内の推論計算資源の確保
- 機微データの国内ホスティング
背景
2025年10月、スタンフォード大学・RAND研究所主催のAGIハイレベル会議(イタリア・ベラージオ)で議論された Haves(持つ国)と Have-Nots(持たざる国) の格差問題に端を発する。
最先端基盤モデル・計算資源・電力・データ・人材を掌握できるのは現実的には米中の一握り。日本はどちら側に立つかを問われた。
戦略的自律性 × 戦略的不可欠性
ホワイトペーパーが打ち出したフレーム:
- 戦略的自律性:確保すべき中核領域で自国製または複数他国製の選択肢を保持
- 戦略的不可欠性:「日本がいないとAIスタックが回らない」状態を作る
AIスタック(基盤モデル→半導体→製造装置→ウェハー→素材→光電融合→サーバー→データセンター→電力)の中で、どこか一カ所で「絶対に必要な存在」であり続けることで、交渉力を持ち、AIが生み出す価値を取り込む。