読解力(相手に寄り添う力)
辻 孝宗が「一度読んだら絶対に忘れない国語の教科書」で提唱した読解力の定義。
定義
読解は、自分の立場を離れて書き手の立場に立って解釈する作業です。つまり、読解力とは「相手に寄り添う力」とも表現できるのです。
読解とは、単に内容を把握する「読む(読み取り)」とは区別される高次の能力。書き手が何を伝えたいかを、書き手の文脈で解釈する作業。
「読む」と「読解」の区別
| 「読む(読み取り)」 | 「読解」 | |
|---|---|---|
| 目的 | あらすじ・要約をつくる | 要旨をつくる・書き手の意図を解釈する |
| 視点 | 読み手中心 | 書き手の立場に立つ |
| 成果物 | 内容の把握 | 書き手の「一番言いたいこと」の理解 |
実践との接点
読解力を鍛えることは、テキスト理解だけでなく対人コミュニケーション全般における「相手の意図を読む力」の訓練にもなる。自分の解釈を一旦脇に置いて、書き手・話し手の文脈に入り込む姿勢が核心。