難消化性素材(レジスタントスターチ・デキストリン)
消化吸収されにくい性質を利用して、カロリー摂取の実質削減や脂質吸収の抑制を図るダイエット戦略に用いられる素材群。
レジスタントスターチ(難消化性デンプン)
通常のデンプンと異なり、小腸で消化されず大腸に到達するデンプンの総称。
- 冷えた白米・冷めたポテトなど、加熱後に冷却することで生成量が増える
- 大腸での腸内細菌の発酵基質となり短鎖脂肪酸を産生
- 血糖値の急上昇を抑制
- ダイエット目的:「いっぱい食べても体脂肪が増えにくい」素材として活用
難消化性デキストリン
デンプンを部分的に加水分解・再重合させた水溶性食物繊維。レジスタントスターチとはターゲットが異なる。
主要機能(脂質への作用)
- 食事中の脂質吸収を遅らせる
- 仕組み: リパーゼによる分解後のミセルからの脂肪酸・モノグリセロールの放出を抑制
- 便への脂質排泄を増加させる
ミネラル吸収への影響(逆効果に注意)
脂質吸収を阻害する一方で、カルシウム・マグネシウム・鉄・亜鉛などのミネラル吸収は促進することが動物実験で確認されている。
推奨摂取タイミング・量
- 食事の少し前に5g程度を摂取
- 食事と同時、または食後より食前が効果的
二素材の比較
| 素材 | 主な作用対象 | ダイエット機序 |
|---|---|---|
| レジスタントスターチ | 糖質の吸収抑制 | 消化されず腸内細菌の餌に→血糖・カロリー低減 |
| 難消化性デキストリン | 脂質の吸収抑制 | ミセルからの脂肪酸放出阻害→便への排泄増加 |
関連概念
ソース
- 炭水化物のすべて(山本義徳) — location 393〜441