WIP=1(集中作業原則)
WIP(Work In Progress)=今手を付けている仕事を常に1つに限定するという原則。牛尾 剛が世界一流エンジニアの思考法で紹介した、欧米一流エンジニアの共通習慣。
定義
「WIP=1」とは「今手を付けている仕事を一つに限定する」こと。マルチタスクを排し、一つのことが完了するまで(あるいは「待ち状態」になるまで)次に移らない。
実践ポイント
- 30分〜1時間を割り当てたら、そのことのみに取り組む
- すぐ終わらないものは人に問い合わせるなどして待ち状態にし、次のタスクに進む
- 一つのことをやっているときは、他のことは一切せず集中する
- タスクを中断する場合、すぐに再開できるよう記録・整理する
- タスクの残骸は消す — ブラウザのタブはそのタスクが終わったら閉じる。気移りを防ぐ
2時間ルールとの連動
一つのことで2時間以上ブロックされたなら、質問するなり相談するなりして寝かせておいて、他の仕事をやっておく方が断然生産性が高い。
「詰まったら相談して寝かせる → 次のタスクへ」のフローにより、待ち時間をゼロにしながら常にWIP=1を維持する。
アジャイルのWIPリミットとの関係
アジャイル・カンバンのWIPリミット(チーム全体での仕掛かり数制限)の個人版実装。チームレベルでは自己組織チームがバックログ管理でWIPを制御する。
関連概念
- Be Lazy原則(最小努力・最大価値)
- 自己組織チーム
- AI駆動開発ベストプラクティス(非同期タスク委譲の考え方と共鳴)
- 日常業務自動化の設計原則(shunya)(判断と作業の分離)
出典
- 世界一流エンジニアの思考法(牛尾 剛、文春e-book)