プライオリティ・マネジメント(優先度管理)
定義
「自分の行動に優先順位づけをしていく技術」。すべての行動を「重要度」と「緊急度」の2軸でマトリクス化し、本来集中すべき仕事を特定する。
4つの象限
| 象限 | 重要度 | 緊急度 | 例 |
|---|---|---|---|
| 第1象限 | 高 | 高 | 締め切り直前の重要案件・クレーム対応 |
| 第2象限 | 高 | 低 | リクルーティング・トレーニング・戦略立案 |
| 第3象限 | 低 | 高 | 多くの会議・割り込み依頼 |
| 第4象限 | 低 | 低 | 暇つぶし・不要な雑務 |
マネジャーにとっての核心
成果を出すために外してはならないのは第2象限の仕事。
第2象限(事前対応)を増やすことで第1象限(事後対応)が減る好循環が生まれる。しかし多くのマネジャーは日常的に第1象限に追われ、第2象限に目を向ける余裕がない。
解決策:第1象限の仕事を委任する
マネジャーが委任する目的は「メンバーの成長の機会につながること」。委任しながら育成を兼ねる。
マネジャーの第2象限5仕事
リードマネジメントにおける、マネジャーが時間を確保すべき本質的な業務:
- リクルーティング — どんな人材をいつまでに採用するか
- マーケティング — 新規見込み客獲得・既存顧客フォロー
- トレーニング — マインド・知識・スキルの育成。マニュアル化も含む
- マネジメント&モチベート(M&M) — 1on1・食事などメンバーのモチベーション管理
- 同行指導 — 現場に同行しながらOJTで育成する
プライムタイム:毎日未来を考える専用時間を確保し、「自分の組織の未来とメンバーの成長計画」を考える。
パレートの法則との接続
パレートの法則:実行すべき業務のうち2割の優先事項をきちんと実行することが成果の8割を決定する。第2象限の優先事項に集中することで、最大の成果が得られる。
委任のチェックリスト
- 育成の意図を持って委任する。放任しない
- 第1象限の仕事を委任し、マネジャーは第2象限の領域の仕事に移行する
- 任せるときは「なぜあなたに任せるのか」理由を伝える
- 任せっ放しにせず、途中経過で求める報連相の基準を伝える
関連概念
ソース
- 部下をもったらいちばん最初に読む本(橋本拓也)