YES-AND フィードバック話法(YES&MORE)
メンバーからの提案や報告が期待を下回るときに、否定せずにブラッシュアップするコミュニケーション技法。五十嵐 剛が「YES&MORE話法」と名付け体系化。
手順
- YES — 提案内容のよい部分を見つけて先に褒める
- MORE — 「上からの指示とずれているから、もう少し考えてほしい」と差し戻す
「この〇〇の視点はとてもよいね(YES)。
ただ上からの目標とここが少しずれているから、
もう少しよくするために一緒に考えてくれないか(MORE)?」
なぜ機能するか
- 先に否定すると、メンバーのモチベーションが一気に下がる(「ダダ下がり」)
- YES で貢献を認めることで、メンバーは次の挑戦への安心感を得る
- MORE は「失格」ではなく「改善依頼」として受け取られる
報告への応用
- ミスがあった報告に対しても「まず1つは褒める」原則を適用する
- 悪い内容の報告を責めると「次から報告しなくなる」という逆効果が生じる
参照: 心理的安全性、プロジェクトマネジメント(チームリーダー実践)
インプロ(即興演劇)との接続
「Yes, and…」はインプロビゼーション演劇の基本原則(相手の発言を受け入れて発展させる)と同じ構造を持つ。「Yes, but…」(受け入れるが否定する)との対比がポイント。