権限委譲(チームマネジメント)
チームメンバーに責任とともに権限も明確に委ねることで、自律的な人材を育てるマネジメント手法。
問題の構造
| 状態 | 結果 |
|---|---|
| 責任あり・権限あいまい | メンバーの自立心が育たない |
| 責任あり・権限明確 | メンバーが自分で考えて動く |
権限が曖昧だと、メンバーは「許可を待つ」文化になり、主体性が生まれない。
実践的な権限設計
「守るルール」と「自由領域」の分割
- チーム発足初期に「これだけは守るルール」を最小限で設定する
- ルール以外はすべて自由とすることで、メンバーの創意工夫の余地が生まれる
- この「大枠のルール設計」によって意思確認コストが削減され、チーム全体の生産性が向上する
サブリーダーへの権限委譲
- 8人以上のチームではサブリーダーを立て、そのサブリーダーに権限を委譲する
- リーダーはサブリーダーを飛び越えてメンバーに直接指示しない
- ただし「現場巡回ついでに話す」形式は活用可
計画立案の権限委譲
- 1週間以上の作業は担当者自身にガントチャートを作成させる
- 計画を作る主体者になることで当事者意識と自律性が高まる
リーダーの役割の再定義
「マネジメントとは、メンバーの箸の上げ下げまで細かく指示する仕事ではない。」(五十嵐 剛)
リーダーは業務の目的を伝え、そのためのベスト手段をメンバー自身に考えさせることが本質。