自己組織チーム
チームが自律的にビジネスの仮説・仕様・アーキテクチャ・使用技術・タスク割り振りを決定していく方式。牛尾 剛が世界一流エンジニアの思考法で紹介した、Microsoft・欧米インターナショナルチームの特徴的な組織設計。
3つの特徴
- 生産性が高い — チーム内で仕様・アーキテクチャを決定する方が圧倒的に速い
- チームのエンゲージメント(満足度)が高い — メンバーが「楽しんでいるか」が非常に重要視される
- よりよいソリューションが選択されやすい — 実際に実装するメンバーが設計を決める
タスク割り振りの仕組み
- タスクの割り振りもチームが自ら行う
- 基本的にメンバー各自がやりたい仕事を「自分がやるよ」と選択する
- 「やらされる」仕事より、自分が面白さを感じてコミットする仕事は生産性が何倍も高い
バックログ主導の計画
- 納期ではなく**バックログ(今後やるべきことリスト)**と大きな予定のみ
- 戦略(ストラテジー)とカスタマーフィードバックに基づいてやることを決める
- 粗い粒度の要素を整理して開発者たちにアサインする
- リリースまでの期間は様々(1週間〜半年以上)
評価と学びの文化
定例会議でも進捗を聞かれない。代わりに「やってみてどうだったか?改善ポイントやベストプラクティスは?」と問われる。学びのシェアこそがバリューという認識が全員に共有されている。
関連概念
- Fail Fast(早期失敗)(実験を推奨するチーム文化)
- Be Lazy原則(最小努力・最大価値)(会議の場で完結する文化)
- エンゲージメント(従業員)(楽しんでいるかを重視)
- 心理的安全性(非難や恐怖感のない環境)
- WIP=1(集中作業原則)(個人レベルの集中と連動)
- OKR(目標管理)(目標より学びを重視する文化)
出典
- 世界一流エンジニアの思考法(牛尾 剛、文春e-book)