従業員エンゲージメント(Employee Engagement)

従業員が職場・仕事・組織に対して感じる熱意・没頭・貢献意欲の度合い。単なる「満足度」とは異なり、自発的な行動・定着意向・生産性に直結する。サーベイ・フィードバックの中心的な測定対象。

日本のエンゲージメント危機

Gallup等による世界139カ国調査(「データと対話」で職場を変える技術 サーベイ・フィードバック入門より):

区分米国日本
熱意あふれる社員32%6%(139カ国中132位)
周囲に不満をまき散らす無気力な社員24%
やる気のない社員70%

さらに、「継続勤務意向が2年未満の20代社員の比率」(柴田彰『エンゲージメント経営』2018より):

  • アメリカ: 26%
  • 中国: 25%
  • 世界平均: 27%
  • 日本: 30%

エンゲージメントを高める雇用管理の筆頭要因

厚生労働省「令和元年版 労働経済の分析」(2019年)等の調査で一貫して筆頭に挙げられるのが:

「職場の人間関係やコミュニケーションの円滑化」

「自分がチームの一員として仕事をしている」と実感している人は高いエンゲージメントを持つことが多くの調査で確認されている。

エンゲージメントと離職の関係

  • 「低スコア職場」と「高スコア職場」を比較すると「この会社にずっと勤めていたいかどうか」に明確な差
  • エンゲージメントを定期的に計測し現場にフィードバックすることで離職防止・生産性向上が期待できる

リテンション・マネジメント(Retention Management)

企業がなるべく長く社員に働いてもらうための施策体系。慢性的な人手不足の中で、企業が取れる選択肢は:

  1. 入口を増やすこと(採用強化)
  2. プロセスを効率化すること
  3. 出口を減らすこと(リテンション・マネジメント)

サーベイ・フィードバック(特にエンゲージメント・サーベイ)はリテンション・マネジメントの有力手段として機能する。

eNPS(Employee Net Promoter Score)

「あなたは、この会社をあなたの友人に勧めたいと思いますか?」という他者推奨度を測る設問。メルカリが採用しており、会社のキーパフォーマンスに最も紐付いている「究極の質問」とされる。

詳細: eNPS(Employee Net Promoter Score)

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