変革の方程式(D×V×F>R)

組織開発の領域で広く引用される、組織変革の成否を決める要因を示した方程式(チェンジ方程式)。

Change = D × V × F > R
変数英語意味
DDissatisfaction現状での不満の大きさ
VVision最終状態の望ましさ(最終ゴールが見えているか)
FFirst Step最初のステップの容易さ(敷居が低いか)
RResistance抵抗やコスト

D×V×Fの積がRを上回ることが、変革が起きる条件。逆に言えば、D・V・Fのうちどれか1つでもゼロに近ければ積もゼロとなり、変革は起きない。

サーベイ・フィードバックとの関係

サーベイ・フィードバックはこの方程式の複数の変数に同時に作用する:

  • D(不満の可視化): サーベイによって現状の問題を数値化・明確化することで「変えなければ」という危機意識(Dissatisfaction)を生む
  • F(最初の一歩のしやすさ): フィードバック・ミーティングとアクションプランの設計が「最初に何をするか」を明確にし、実行の敷居を下げる

活用上の注意

  • D・V・F はそれぞれ独立ではなく掛け算。一項目でも欠ければ変革は起きない
  • 変革のコスト(R)を下げることだけを目指すのではなく、D・V・Fを高める施策に注力する発想が重要
  • **アーリーウィン(Early win)**はFを高める実践的手法——最初の成功体験が次の変革への心理的ハードルを下げる

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