1on1ミーティング
リーダーとメンバーが定期的に1対1で行う対話の場。 メンバーの目標達成・成長支援・信頼関係構築を目的とする。
核心原則:「メンバーのための時間」
「1on1ミーティングは、メンバーのための時間である。つまり、メンバーが話したいことをテーマにするし、メンバーを理解するための時間であるし、メンバーのサポートをする時間である。決して『リーダーのための時間』ではない」(伊藤羊一)
リーダーが情報収集・進捗報告を受けるための場ではなく、メンバーが主役の対話であることが根本的な区別。
基本3要素(伊藤羊一)
- リーダーがメンバーのために、定期的に時間を割く — 不定期・空いた時間での実施ではなく、スケジュールに固定して優先度を示す
- メンバーの話に耳を傾ける — 傾聴が主、リーダーが話す量は最小化
- 目標達成と成長を支援する — 問題解決の指示ではなく、本人が気づき行動できる問いかけ
1on1でやること・やらないこと
| やること | やらないこと |
|---|---|
| メンバーが話したいことを聞く | リーダーが一方的に話す |
| メンバーの状態・感情を理解する | 進捗報告の場として使う |
| 成長に向けた問いを投げかける | 業務の細かい指示出し |
| 信頼関係の深化 | 評価・査定の場として使う |
ファシリテーター型リーダーシップとの関係
ファシリテーター型リーダーシップの主要な実践ツールが1on1。「メンバーの想いを引き出す」「何に心躍るかを感じ取ってもらう」という場づくりが1on1の本質的機能。
心理的安全性との接続
1on1がメンバーにとって「安心して本音を話せる場」になることが前提。リーダーがジャッジ・批判をせず、受容的に聴く姿勢が心理的安全性を生む。
実施のポイント
- 頻度: 定期的(週次・隔週など)にカレンダーに固定する
- 主導権: アジェンダはメンバーが持つ
- 記録: 話した内容・次回アクションをメモして継続性を担保
- 時間: 30〜60分が一般的